ランプン州文化フェスティバル報告(Festival Budaya Lampung)
2007年3月23日(金)~24日(土)、インドネシア文化宮(GBI)で、『スマトラ島ランプン州伝統タピス展』の最後の一週間を飾る「ランプン州文化フェスティバル」が開催された。ランプン州芸術評議会(DKL)は、この日のために計7名を派遣。事前の広報活動に余裕がなかったことは大きな反省点だが、それでも同州政府の対外PRの意気込みは、インドネシアの他州と比較しても大いに評価できる。二人の舞踊家に加えて、音楽担当、演出担当を送り込む力の入れよう。特に、同州で老舗の芸術グループ「SRI(Sanggar Radin Intan)」に所属する、アニーさん、そしてディナさんは、抜群のナイスバディーと笑顔で観客を魅了した。
SRIは、いわばランプン州の宝塚。1979年に創設され、現在はDra, Hj.May Sari Berty Mogni, Msc女史が主宰する同団体は、首都ジャカルタで行われる全国規模の芸術大会に同州の代表となる傍ら、親善文化使節団として、これまでにシンガポールやマレーシアでの公演活動も行っている。上の画像は、現在中ランプン県庁に勤務するSRIメンバーのアニーさん。
ムラユ文化の影響を強く受けたランプン舞踊は、時にアラブ風音楽も交えて、中東文化の影響をも彷彿させる。
インドネシア文化宮のお隣にあるカレーショップと美容院前のスペースが“舞台”に。緊急公演のため、やむを得ず同スペースを応用したが、公道に面しているため、たまたま通行中の近所の方も足を止めて、華やかな舞踊に見入った。
春とは名ばかりの気温の中、赤道直下からやってきたばかりのアニーさんとディナさんは、素足でパーフェクトな伝統舞踊を披露してくれた。
手前がSRIメンバーで国立ランプン大学社会政治学部二年生のディナさん(20歳)。ディナさんは大の日本ファン。和製アニメやドラマが好きで、日本語も独学。後ろはSRIメンバーで、国立ランプン大学経済学部を卒業し、現在は、中部ランプン県庁勤務のアニーさん(23歳)。“綺麗なお姉さん”的!?
SRIで音楽を担当するアフマッド・バルデンさん。成田空港到着後、都心へ向かうバスを待っている間に、喫煙コーナーへ。そこで、竹笛と太鼓のバチを忘れてきてしまった。そこで、急遽、GBIにあった、木片を使って見事な演奏を成し遂げた。
観客を“ステージ”に誘い、ランプン舞踊を手ほどき?
GBI前の公道は突如、観覧立席に。
【参考URL】
ランプン州タピス文化&観光講演会(第67期インドネシア理解講座)
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200703article_11.html
ランプン州文化フェスティバル(Festival Budaya Propinsi Lampung)
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200703article_10.html
ランプン州政府文化使節団が来日(Rombongan Budaya dari Lampung)
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200703article_8.html
2時間で話せるランプン語(第66期インドネシア理解講座)参加者募集Bahasa Lampung)
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200702article_3.html
スマトラ島ランプン州伝統タピス展(Pameran Budaya Tapis Lampung)
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200701article_3.html
スマトラ島ランプン州タピス展の予定
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200610article_8.html
ランプン情報
http://www.enggano.com/lampung.php
ランプン・ポスト紙
http://www.lampungpost.com/aktual/main.php
インドネシア文化宮(GBI)
http://clik.to/GBI
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