アロール県がタマンミニにパビリオンをオープン

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インドネシア文化宮(GBI)が、2002年から“島興し”プロジェクトとしてNTT(東ヌサトゥンガラ州)のアロール県政府と共催している「Alor Expo」も今年で6回目を迎える。2007年アロール・エキスポは、2007年8月3日(金)~ 7日(火)の五日間を予定している。今年のメインテーマは「竹」。豊富な竹資源を“島興し”にどう活かしていくのか、が各地町村間の競技形式で実施される。また、オーストラリアのダーウィンを始点に、インドネシアを横断するヨットレース『Sail Indonesia 2007』の参加艇も、同時期、アロール島のカラバヒ(県都)に立ち寄り、県大文化祭に国際色豊かな賑わいを加える。
アロール県の“躍進ぶり”は、エキスポ規模の急拡大と共に、ここ数年間、NTT州他県の熱い視線を集めている。NTT内で最貧県と言われ続けてきたアロール県は、文化を機軸に据えたエキスポによって、伝統イカット(絣)やソンケット(縫取り織)などのテキスタイル文化を国際マーケットに押し出し、また国内初の県立博物館の設立は、アロール人としての県民アイデンティの再確認と定着にとって大きな原動力となった。
Gerbadestan(Gerakan Kembali pada Desa dan Pertanian・農業農村復帰運動)をモットーに二期目の任期を務めるアンス・タカラペタ(Ans Takalapeta)県知事は、独創的なエキスポ活動と、ゲルバデスタン運動とによってかつて無名に近かったアロール県の存在を、国内外で高め、一方で地域の社会・経済・文化の発展に多大な貢献をしたことを評価され、2006年には「Leadership Award」を、東カリマンタン州クタイ・カルタネガラ県知事と共に受賞した。



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そして2007年4月21日(土)、アンス知事は、首都ジャカルタで新たなアロール県の“躍進”を披露した。TMII(タマン・ミニ・インドネシア・インダ)のNTTパビリオンの一角に『アロール伝統館』をオープンさせた。14億ルピアを投じた三階建てパビリオンは、言わばアロール文化のミニ博物館。総勢およそ180名の文化使節団が“モコ(銅鼓)の島”から首都に乗り込んだ。在首都圏のアロール出身者も加わり、パビリオン披露記念式典は、打ち上げ花火の余興も加わり、アロール文化の首都橋頭堡の確保を高らかに宣言した。


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アンス・タカラペタ県知事(左端)とジョン県議会議長(中央背中)は、カナダの投資家からアロール県の農業&観光面への投資計画に関して説明を受けた


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パビリオンには、アロール特産の伝統イカット製品が展示され、即売も。手紡ぎ綿糸を用いた自然色染めのサルンやスレンダンが並ぶ


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竹製弦楽器。2007年のエキスポでは、同県の竹文化が総合的に展示・紹介される予定だ



【参考ブログ】

Mr.おじいさん&Mrs.おばあさんコンテスト
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200611article_5.html

アロール島でミスコンを主催
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200611article_4.html

世界で二番目に美しい海中公園アロール島
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200611article_3.html

第5回アロール・エキスポで日本の絣&着物を展示
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200610article_7.html

第5回アロール・エキスポで寿司を握る
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200610article_6.html

アロール島事典(日本語): http://alor.hp.infoseek.co.jp/

アロール県Website(英イ語): http://www.alor-island.com/

インドネシア文化宮:http://clik.to/GBI

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