第7回アロール県エキスポ画像リポート(2)Expo Alor ke-VII(2)

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「ゴールデン・アロール(Emas Alor)2008」をメインテーマ、そして「Bersama Kita Bisa!(一緒に、我等はできる!)」をスローガンに、第7回アロール県エキスポが2008年8月6日~13日、県都カラバヒで実施された。Sail Indonesia 2008(豪州のダーウィンからバタム島までのヨットレース)に参加した108隻の内、42隻がカラバヒ市の目の前にある真珠湾(Teluk Mutiara)に浮かび、大文化祭に国際色を添えた。
アロール県のイカット(絣)生産の中心地であるテルナテ島ウマプラ村で織られた、モコ(銅鼓)モチーフの大きな布が市内を行進、伝統イカット復活のシンボルとなった。



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東アロール郡から参加した村人が伝統の戦闘舞踊を披露


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第7回アロール県エキスポは、前月に就任したばかりのフランス・レブ・ラヤNTT(東ヌサトゥンガラ)州知事が開会を宣言。『アロール(AlOR)はAlam (di)Lestarikan, dan Orangnya Ramah(自然が守られ、人々は親しみやすい)の略語と言ってよいほど、美しい大自然が残り、県民は誰に対しても友好的だ。この文化祭を7年間も継続してきた県政府と県民に敬意を表したい』と。


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県設立50周年を記念して、50の文字を模った大きなパンが披露された。パンには同県特産のケナリ・ナッツが。


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アンス県知事政権の10年間に、アロール県伝統工芸品協議会が全県から収集した、イカットやソンケット(縫取り織り)が、市内をパレードの後、県立博物館に寄贈された。布はディナ県知事夫人からデシー博物館長の手に。


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カラバヒ市の北方、山岳部に位置するオットゥパイ村のキリスト教会系GMITピットゥンバン小学校で英語を教えるマルロン先生。同氏の要請で、インドネシア文化宮(GBI)は、日本語授業を実施。イヌ、ネコ、ニワトリ、豚、山羊など、村にいる動物名を復唱して学んでもらった。GBIから、日本の北海道生まれのハイテクチョーク(帆立貝の貝殻から作られたカラフルなチョーク)が学校に、そして生徒にはボールペンをプレゼント。

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カラバヒ市内には、現在2校ほど日本語を教える高校がある。その一つ、第2クリスチャン高校に招かれ、授業を参観。先生のヘニー・ヘンデリナ・ベカタ(Heny Henderina Bekata)さんは、首都ジャカルタで日本語を勉強。カラバヒ総合病院長に就いたご主人の転勤でアロール県へ。『生徒たちの日本語に対する関心はすごく大きいです。教材などの援助が得られればとても嬉しい』---ヘニーさんが語る。
校庭では、エキスポで披露する民族舞踊の練習が。



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エキスポ期間中、アロール県の将来の経済を見据えて、ビジネス・セミナーが実施された。GBI代表もパネラーの一人に。地元NGO代表らも参加、水産業が抱える問題点や珊瑚礁破壊の環境問題などが熱く議論された。またアンス県知事やジャカルタからやってきた環境庁次官も加わり、開発と環境保護のバランスに関して、数々の提案が述べられた。


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タクパラ村のレゴレゴダンス。トラディショナルな村で、昔ながらの、ケチャダンスにも似て、内側に向かって円形を描いて踊る伝統舞踊


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県都から車で30分の距離に位置する伝統村のタクパラ。Sail Indonesia参加艇のクルーが伝統舞踊レゴレゴを見るために集まった。中心にあるメスバと呼ばれる祭壇を取り囲むように、人の輪が左回りで動く。アロール島を代表する、友愛をテーマとする伝統舞踊だ。



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モコ(銅鼓)はアロール県では、貨幣以上の価値を有する。結納品として、今でも必ず新婦側が用意しないといけない。モコは資産であり、また社会的地位を表象する財産でもある


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世界で二番目に美しい海底珊瑚を有すると言われるアロール県。ケパ島、そしてパンタール島東海岸に、それぞれ、フランス人夫妻が住み着き、ダイビング・コテージを経営している。そして今度はドイツ人夫妻が、ダイバー船を導入し、望みのダイビングスポットまで案内するビジネスを興した。欧米人が主流だが、最近では日本人ダイバーもアロール島を訪れるようになってきた。
マリ飛行場の西方、北海岸のパシール・プティは、ダイビング&シュノーケリングのスポット。あいにくの東モンスーンで海が荒れ、透明度が低かったが、以下のような珊瑚を楽しめた



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【参考ブログ】


第7回アロール県エキスポ画像リポート(1)Expo Alor ke-VII
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200808article_1.html

第7回アロール・エキスポ情報(Expo Alor ke-VII)
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200807article_2.html

アロール県エキスポでオスカルさんのファッションショー
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200708article_5.html

第6回アロール県エキスポで日本の竹製品を紹介
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200708article_4.html

第6回アロール・エキスポ情報(Expo Alor ke-VI)
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200706article_11.html

アロール県がタマンミニにパビリオンをオープン
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200704article_4.html

Mr.おじいさん&Mrs.おばあさんコンテスト
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200611article_5.html

アロール島でミスコンを主催
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200611article_4.html

世界で二番目に美しい海中公園アロール島
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200611article_3.html

第5回アロール・エキスポで日本の絣&着物を展示
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200610article_7.html

第5回アロール・エキスポで寿司を握る
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200610article_6.html

アロール島事典(日本語): http://alor.hp.infoseek.co.jp/

アロール県Website(英イ語): http://www.alor-island.com/

インドネシア文化宮(GBI)活動記録
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200610article_2.html

インドネシア文化宮活動記録(インドネシア語)Kegiatan GBI
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200610article_4.html

「じゃかるた新聞」の「アロール島探訪」シリーズ記事

2002年5月28日 じゃかるた新聞掲載
アロール島探訪(1) 海辺で紡ぐイカット 伝統手法で民力向上
http://www.jakartashimbun.com/pages/alor01.html

2002年5月29日 じゃかるた新聞掲載
アロール島探訪(2) 連帯感を生む踊り 木に繋がれたブタ
http://www.jakartashimbun.com/pages/alor02.html

2002年5月30日 じゃかるた新聞掲載
アロール島探訪(3) ダイバー憧れのサンゴ礁 海の男が差し出す魚と酒
http://www.jakartashimbun.com/pages/alor03.html

2002年5月31日 じゃかるた新聞掲載
アロール島探訪(4) 海を渡ってきた銅鼓 今も生活に溶け込む
http://www.jakartashimbun.com/pages/alor04.html

2002年6月1日 じゃかるた新聞掲載
アロール島探訪(5) 島の文化を全国に宣伝 村へ戻ろう運動を展開
http://www.jakartashimbun.com/pages/alor05.html

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