『アロールの糸・色彩の世界展』開催予定 Pameran Warna-Warni Alor: インドネシア文化宮(GBI-Tokyo)

2012年06月05日

『アロールの糸・色彩の世界展』開催予定 Pameran Warna-Warni Alor

去る3月17日に始まった絵画展『画家ニケン・ララサティ個展 “ドラナン・アナック（子供の遊びの世界）”：Pameran Tunggal Pelukis Niken Larasati, Dunia Dolanan Anak』は、6月16日を最終日に予定しています。古都ジョグジャカルタ在住の女性画家が描く、今や消滅の危機に瀕している“ドラナン”。日本の、その昔の子供たちの遊び方と驚くほど酷似しています。ご鑑賞お待ちしています。

詳細は以下のブログを参照してください。
インドネシア文化宮(GBI)満14歳です GBI-Tokyo genap usia 14 thn
https://gbitokyo.seesaa.net/article/201205article_15.html

子供の世界に次いで、インドネシア文化宮(GBI)では、6中旬もしくは下旬～8月頃、「自然色」をテーマに、東ヌサトゥンガラ(NTT)州アロール県と共催で、『アロールの糸・色彩の世界展：Pameran Warna-Warni Alor（仮称）』を実施する予定です。

10年ほど前までは数色を数えるのみだったイカット（絣）やソンケット（縫取織り）の染色に使われる自然色(Warna Alami)。それが2008年には40色の創造を達成。

この背景には、GBIも共催者として参画した大文化祭の「アロール・エキスポ(Expo Alor)」が大きく貢献しました。7年間にわたり毎年、手紡ぎ糸と自然色で染め上げた伝統テキスタイルのコンテストを実施し、その結果、6～7の村々に散らばる何十組もの織り手グループ間で、新たな色彩を見つける競争が起きました。

かつての織り手であった老婆の指導を受けたり、伝承に基づいて樹木の皮や根、そして草花との組み合わせを変える試みによって、次々と“新種”の発見につながりました。2012年5月中旬時点で計114色。

今回の展示会では、その内111色を紹介します。大自然と人間とのコラボレーションで生まれた111の自然色。日程が確定しましたらあらためて告知いたします。ご期待下さい。