Loch Ness of Alor Island? アロール島のネッシー? 謎の生物の正体は?
インドネシア文化宮(GBI)は去る8月11日から臨時休業。インドネシアへの長期出張に伴う措置です。このため7月14日からスタートした展示会『アロールの糸・色彩の世界展・Pameran Warna-Warni Alor』も一時中断中です。ごめんなさい!
お詫びと、夏向けの話題として、アロール島の不思議な海の映像をお届けします。NTT(東ヌサトゥンガラ)州のアロール県(Kabupaten Alor)の海中公園は、世界でも屈指の美しさ。世界的に知られる旅行ガイドブックによれば、“世界で二番目に美しい”とか。アロール島とパンタール島との間にあるアロール海峡は、インドネシア国内でも有数の速い潮流で有名だ。そこでは、一年に二度ほど、決まって不思議な現象が起こる。
Loch Ness of Alor Island? アロール島のネッシー?謎の生物の正体は?
http://youtu.be/GWOTtpZQAgg
アロール・ブサール村とケパ島の狭い海峡で起きるその現象とは?突然、大量の小魚が失神状態で浮かび上がり、海面を覆い尽くす。村人たちは、老いも若きも、浅瀬で手づかみで、浮いた魚をゲット!この大漁は数日間続く。なぜ、その現象が起こるのかは未だ科学的に解明されていない。突如、もの凄く冷たい海流が通過する結果魚が意識を失う---と当面、理解されている。
このケパ島とアロール・ブサール村とを分かつ狭い海峡は、数々の“超常現象”を提供している。曰く、満月の夜、この海域に潜ると、素手で大きなサメを獲ることができる、と。実際、現地で筆者もインタビューしたことがあるが、同村の古老は紐一本を持って潜り、サメを自身の体に縛りつけ浮上してくるそうだ。海中が謎の海ならは、海上も負けてはいない。色々な“怪奇現象”が起こるとされる。
添付の動画は、ケパ島の、フランス人夫妻が経営するリゾートコテージの前海で目撃した、奇妙な生物の生態を記録している。陸上に上がってきた姿を見れば「エーッ!?」だが、海中を動く姿は、まさに世紀の大発見と思わせる。曰く、「アロール島のネッシー」。動画、お楽しみください!
『アロールの糸・色彩の世界展』 Pameran Warna-Warni Alor(展示会場の光景)
http://youtu.be/tDEIghFAK_E
アロール島の自然色染め糸111種・Benang Warna-Warni Alamiah dari Alor
http://youtu.be/mN4JU2q4pGg
【主催】インドネシア文化宮&東ヌサトゥンガラ州アロール県&じゃかるた新聞
【展示会】 『アロールの糸・色彩の世界展・Pameran Warna-Warni Alor』
10月以降の再オープンに関しては、確定次第ブログ上にてお知らせ致します。
【展示品】 111種の自然色染めの原糸&およそ100点のイカット&ソンケット
【場所】 インドネシア文化宮(GBI) JR高田馬場駅より徒歩約6分。東京富士大学高田記念館正門向かい側のビル1階(添付地図参照)東京都新宿区下落合1-6-8(TEL:03-5331-3310)
【入場】 無料
【備考】 アロール県政府が送ってくる予定の、染色素材も到着次第、展示する予定です。
【インドネシア文化宮への道順】
JR高田馬場駅より徒歩約6分。さかえ通りを進み、神田川の橋を越え、新宿区立図書館方向へ。東京富士大学高田記念館正門の向かい側のビル1F(東京都新宿区下落合1-6-8 TEL:03-5331-3310)
アロール島のアロール・ブサール村で行われた、新たな色の創作光景。
http://www.digibook.net/d/219483ffa018b03d271cb9257b69c436/?viewerMode=fullWindow
インドネシア文化宮(GBI)とアロール県政府との“島興し”プロジェクトの歴史は下記のようになります。
2002年4月30日~5月2日:第一回アロール県エキスポ(Expo Alor)
2002年7月6日~11月9日:東京で『アロール県伝統イカット展』
2003年4月29日~5月2日:第二回アロール県エキスポ
2003年7月26日~11月28日:東京で『アロール県伝統ソンケット展』
2004年8月2日~8月6日:第三回アロール県エキスポ&フラボモラ大文化祭
2005年8月4日~8月7日:第四回アロール県エキスポ
2006年5月20日~7月22日:東京で『アロール島児童絵画展』
2006年8月3日~8月7日:第五回アロール県エキスポ
2007年8月4日~8月8日:第六回アロール県エキスポ
2008年8月6日~13日 :第七回アロール県エキスポ
第7回アロール県エキスポ画像リポート(1)Expo Alor ke-VII
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200808article_1.html
第7回アロール・エキスポ情報(Expo Alor ke-VII)
https://gbitokyo.seesaa.net/article/200807article_2.html
染色原料。左はムンクドゥの皮と根を煮詰めたもの。右はインド藍
紡績糸の浸透に伴って、手紡ぎ糸を上手に作れる人は年々少なくなってきている。
展示会場の光景
【アロールの天然染料の主素材】
自然色を生み出す主な素材は、以下のようなものが報告されているが、近い将来染色方法に関してパテント申請を予定しているとのことで、詳細な“サジ加減”や“添加物”については不明だ。
赤系、茶系の色は:
ムンクドゥ(Akar Mengkudu)の根、生命樹の皮、赤木(ホン)、ラド(Lado)の皮
藍色、ブルー系は:
ニラ(Nila)の葉
緑系、黄緑系は :
ケタパン(Ketapang)の葉やガラガラ(Gala-Gala)の葉
黄色、黄金色は :
ウコン(Kunyit)や柑橘類(Jeruk Purut)
黒色、灰色、紫は:
ニラ(Nila)の葉(複数回の染色)
オリーブグリーン系色は:
クパパ(Kpapa)の皮やパパイヤ(Papaya)の葉
オレンジ系やピンク系は:
ブリンビン(Belimbing)の葉、チェルメレック(Cermelek)の葉や実
深紅や明るいオレンジ系は:
マンレイン(Manleing)の根、野生マンゴ(Mangga Hutan)の皮
【関連ブログ】
アロール関連ブログ
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/theme/c88587e2d0.html
【関連動画】
東ヌサトゥンガラ州アロール島の海 The Sea of Alor Island
http://youtu.be/u00GOBDWVfE
アロールの海 Alor, The Heaven on Earth
http://youtu.be/UShkDYmpQLg
アロール島タクパラ村のレゴレゴダンス2002-2008 Lego-lego Dance Alor Island
http://youtu.be/oAcxbwu1kRQ
NTT州アロール島のレゴレゴ・ダンスの今昔 Lego-Lego Dance of Alor Regency, NTT
http://youtu.be/o5PvQtRPtKs
東ヌサトゥンガラ州アロール県の伝統舞踊レゴレゴ・ダンス
http://youtu.be/HVX0ILqRrQs
東ヌサトゥンガラ州フローレス&アロール島 Promotion Video Flores & Alor Islands
http://youtu.be/M0EZqVYBr2Y
アロール島のカラバヒから州都クーパンへのフライト Dari Kalabahi ke Kupang
http://youtu.be/VWiqSFg3j14
東ヌサトゥンガラ州アロール県のモコ博物館 Musium Moko, Alor, NTT
http://youtu.be/3yuUq-cA_0U
東ヌサトゥンガラ州プロモーションビデオ Promotion Video NTT Province Indonesia
http://youtu.be/GuP7Qg1801g
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