カリマンタン(ボルネオ)の画家たちの作品 Pameran Borneo Exotico

画像

インドネシア文化宮(GBI)では、1998年の創設以来、以下のように計9回の絵画展を実施しました。6回目の絵画展は、カリマンタン(ボルネオ)島の画家たちによるグループ展でした。当時、広大なカリマンタン島のまとめ役として、東カリマンタン州のバリクパパン在住の画家スルヤ・ダルマ(Surya Darma)さんが来日し、オープニング式典に立会いました。

あれからもう8年。グループ展に参加した画家たちの、その後の活動が気になっていた。というのも、バリクパパンのような、外国人が多く住む都市を除けば、カリマンタンの画家たちは、その作品の販売市場開拓に大変苦労していて、いわゆる“食ってはいけない”貧乏画家が多いと聞いていたからだ。少なくない画家が、ダヤク民族独特のタトー文化を観光客の腕や体に彫り描くことで生計をたてていた。

現在も、カリマンタン島の画家たちの中心人物であるスルヤさんに、最近の活動について問い合わせてみた。すると、一年前のことではあるが、大掛かりな絵画展を首都ジャカルタで開催していたことを伝えてきた。2011年10月25~11月6日、なんと国立ギャラリー(Galeri Nasional Indonesia)で実施していたのだ。タイトルは『Borneo Exotico: Kalimantan Painting Expo』。ついに首都での大絵画展を成功させていた。

以下、展示作品の一部をバーチャル・ギャラリーで報告します。


画像

Surya Darma(Kltim)

画像

Sairi(Kaltim)

画像

Sujatmiko(Kalsel)

画像

Sulistiyono(Kalsel)

画像

Timbul(Kaltim)

画像

Tria S Trang(Kalteng)

画像

Umar Sidik(Kalsel)

画像

Yoehannes(Kalbar)

画像

Akbar Abu(Kaltim)

画像

Chreyst(Kalbar)

画像

Husni Thambrin(Kalsel)

画像

Iman Sayuti(Kaltim)

画像

Imansyah Aziz(Kalbar)

画像

Kristianus uus(Kalbar)

画像

M Rido Halim(Kalbar)

画像

Misgach Thamrin(Kalsel)

画像

Nanang M Yus(Kalsel)

画像

P Lampang S Tandang(Kalteng)

画像

Alis Fs(Kalbar)

画像

Diah Yulianti(Yogykarta)

画像

Donni Paul(Kalteng)

画像

Hajriansyah(Kalsel)

画像

Rizali(Kalsel)

画像


画像


画像


画像


(注)
Kaltim→東カリマンタン州、 Kalsel→南カリマンタン州、Kalteng→中カリマンタン州、Kalbar→西カリマンタン州

『カリマンタン島グループ絵画展』(2004年10月16日~12月18日)会場の光景
画像


画像


インドネシア文化宮(GBI)のインドネシア絵画展歴

『ハルディ個展』(1999年4月18日~9月17日)
『ダルマジ個展』(2000年4月1日~6月30日)
『クリヨノ個展』(2001年6月23日~8月31日)
『アチェ人画家マフディ個展』(2002年1月19日~6月29日)
『パプア人画家ウエンス個展』(2003年4月12日~6月14日)
『カリマンタン島グループ絵画展』(2004年10月16日~12月18日)
『スラウェシ島グループ絵画展』(2005年9月17日~2006年2月24日)
『トラジャ人画家マイク個展』(2007年7月7日~9月29日)
『ニケン・ララサティ個展』(2012年3月17日~6月16日)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック