再録『ライラのイリアンジャヤだより』 Surat dari Irja イリアンジャヤの果物

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イリアンジャヤの果物
インドネシアで、イリアンジャヤの州都ジャヤプラにしかないと言われる果物がある。しかも季節限定で、毎年10月から12月まで。名前はこの町で一番のホテルの名と同じ、マトア(Matoa)。3-5センチのまるい実で、色は緑や赤や紫。堅い皮を割ると、中にはライチのような感じの大きな種があり、甘い。この季節になると町のいたるところ、道路際に、ゴザを拡げたマトア売りが出現し、通りかかる人が足をとめ味見に忙しい。だいたい1キロ5000から12000ルピアで売られている。一度食べると病みつきになる味。

ジャヤプラではこのマトアのほかに、みかんが有名で、ジャワ島などにも送られている。ひとつ50ルピアから200ルピアと、とても安い。そのほかマンゴー、ジャック・フルーツ、パパイアが豊富。

一方中央高地のワメナ盆地では、高原の涼しい気候で育つ無農薬野菜が有名。キャベツ、カリフラワー、ニンジン、じゃがいも、とうもろこしなどはジャヤプラへも出荷されている。しかし、まだ陸路が完成していないため、全ては空輸。ワメナでは果物はあまりとれなく、みかんとバナナとパイナップルくらいしかないが、このパイナップルはたぶん世界で一番おいしいと言ってもいいほど。

その他の地域では、南部のメラウケではマンゴーとパパイア、西部のソロンではスクン、そして中部のマノクワリではドリアンとジャックフルーツ、がそれぞれ有名。(1998.11)



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